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黄昏のエロゲ感想

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灰瞳に機す 感想

作品概要・評価点(ネタバレ無)

[作品概要]
サークルお茶みどりが出した同人ギャルゲー 同人ゲーということもあり知名度が、高いとは言えない本作品
しかし魂のこもったシナリオはユーザーからの評価が高くいわゆる隠れた名作です。

[評価点]
シナリオ:S
キャラ:S+
ビジュアル:C
世界観:B
演出:A
音楽:B
オススメ度:C

総合点 85点



作品概要・評価点詳細(ネタバレ有)












[作品概要]
物語は、常に二者択一を求める。
一度の選択肢で展開が大きく変わる
このキャッチコピー通り一度の選択によって黒(ハッピーエンド)か白(バッドエンド)かが決まる作品です。
同人作品ゆえの尖ったシナリオが魅力で商業モノでは中々プレイする事が出来ない内容となっていて非常に楽しめます。

[評価点詳細]

・シナリオ:S
事件の真犯人をおうミステリーサスペンス部分や、オフ会メンバーとの友情
ヒロとの純愛などバランスが取れていている素晴らしいシナリオでした。
序盤がマジでつまらない事を除けば最高レベル

・キャラ:S+
重要キャラの過去編をしっかりやってキャラの心が分かりやすいので、魅力的なキャラが多く、行動理由に疑問が浮かぶ場面も少なかったです。
特にヒロインのヒロと最重要キャラの紫時の過去回想や心理描写には心が痛くなりました…


・ビジュアル:C
同人作品なので、綺麗とは言い難いです。 とはいえ癖は強くないので、慣れれば可愛く見えてきます。


・世界観:B
田舎が舞台ですが、田舎らしいイベントはありませんでした。
普通と言えば普通


・演出:A
過剰演出に感じる人もいるかもしれませんが、かなり力が入っていました。
正直 下手な商業作品よりも上かもしれません。


・音楽:B
フリー音源を使っていてBGMの種類はかなり多いので、飽きはこないですが、その分 印象に残りずらかったです。


・オススメ度:C+
絵柄が古くボイス無し鬱要素が多いシナリオはあまりウケが良くないと思います。 個人的には勧めづらい作品

考察・気になった点

[考察]
本作のメインテーマである、「選択」はストーリー上やキャラにとって非常に重要な役割を担っています。
またユーザーに対しても一度しか無い選択肢でハッピーかバッドか決まる構成を取る事で感情移入しやすくなっている。
選択肢画面でセーブロードできないのも、一度選んでしまったらやり直し不可の比喩表現であると考えます。
この「選択」に関してライターが伝えたかった事は、シンプルに自分の選んだ道を疑わずに信じろであると考えます。
この事は黒編白編クリア後のおまけシナリオ大きく語られています。
このおまけシナリオは黒編でヒロに殺された主人公目線で進むエピソードです。
ここでの主人公は幸せになった白編主人公と殺された黒編の自分と比べて白編の方が一般的には幸せかもしれないが、最愛の人に思われながら死ねた自分はもっと幸せだ、悔しかったら自分よりも幸せな死に方をしてみろと心の中で白編主人公に啖呵をきります。
結果なんて選ぶ前には分からない選んでしまったなら、その道で最大限幸せを見つける努力をするべきだ、コレが結論です。


[気になった点]
基本的に伏線回収はしていたので、目だったアラはありませんでした。
唯一気になったのは黒編で定期的に聞こえていた首を締める音がなにを表現していたかです。誰か教えてほしい…

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